モラハラに悩むという人も増えてきており、問題視されつつあります。暴力を伴わないという特徴を持っており、精神的に攻撃を与えてしまうというものです。家庭内においては、夫婦間でよく見られるケースがあります。最近では、職場においても、上司と部下、同僚同士などの間も起こっているとされており、退職や休職に追い込まれてしまうという人も多くなっているようです。
経済的な理由により、退職できないという人は、転職を決意する事にもなります。転職エージェントや転職サイトに相談に行き、新しい職場を探すという事態になってしまうのです。モラハラの厄介なところは、知らず知らずのうちに相手を苦しめている点にあるといえるでしょう。暴力を伴わないため、周囲も気がつく事がないのです。精神不安や精神ストレス、心の闇などに苛まれる事で、出社する事も難しくなってしまうというものです。当然ながら、その人がするべき仕事も終わらないため、組織全体に迷惑がかかってしまう事になってしまいます。
最近の職場では、一人の従業員が果たす役割が多岐に及んでいるため、休んだ人の穴埋めをする事自体が難しくなっているのです。そんな事もあり、大企業が中心にはなりますが、モラハラも含めた従業員の心のケアに積極的に寄り添う事を目的にしたカウンセリング窓口などを設ける事で、事態悪化を防ぐ取り組みを行っています。このような取り組みが中小規模の企業にも浸透していく事が待たれます。
(モラハラに関する内容の参考:恐怖のモラハラ備忘録)